==== PMR社推奨のバッテリーの充電・保管方法 ==== 更新日 2008年01月25日


Pro Match Racingのバッテリーは未組み立ての状態で出荷されています。バッテリーを購入したらすぐにテスターで各セルの電圧を確認してください。1Vを下回るセルがある場合はすぐに購入元に連絡してください。不良品の可能性があります。

1)セルの組み立て


先端が太いハンダコテを使用してバッテリーを組み立てます。熱によるダメージを避けるためハンダコテは数秒以上セルに接触させないでください。

2)バッテリーの充電


*充電終了が正しく検出されない事があるので充電中にファンでバッテリーを冷やすようなことはしないでください。

*充電をおこなう場所は温度20〜27度とし、バッテリー表面の温度もこれと同じ程度になるようにしましょう。

*極端に低い温度や高い温度の部屋で充電をおこなわないようにしましょう

*可能ならば充電前に各セルの電圧をテスターで調べるようにしましょう。0Vのセルがあった場合は絶対に充電をおこなわないでください

10分間4Aで充電します。次に15A以下の電流で放電します。そして次にイコライザーで各セルのイコライジングをおこないます。イコライジングは各セルが0.5V以下にならないように注意してください(Pro Match RacingではTEKIN社のバッテリードクター8.0の使用を推奨しています)。

イコライジングが終わったらすぐに5〜6Aのリニア電流で充電をおこないます。バッテリーの真ん中2つのセル温度が49〜55度になる程度で充電を終えるよう充電器を設定してください。この時真ん中のセル温度が60度を超えないよう注意してください。もし60度を超える場合は充電を強制終了させてください(そして次回からはもうすこし早く充電が終わるよう充電器を設定してください)。この温度になるように充電器のカット電圧はセル当たり0.05Vにしましょう。つまり4セルなら20mV、6セルなら30mVです。

最も高いパフォーマンスを得るために充電を終えたらすぐに走行させるようにしてください。バッテリーの温度が下がってしまった場合は5〜6Aの電流でリピーク充電をおこないます

3)バッテリーの保管


3−1)1日に数度バッテリーを使うとき
一度目の充電は「2)バッテリーの充電」の方法に従ってください。走行後にバッテリーが空にならないようにしてください(少し残して走行を終えましょう)。もう一度同じバッテリーを充電する場合も「2)バッテリーの充電」の方法に従ってください。

3−2)短期間の保管(1週間以下)
走行後、容量の20%〜半分程度充電した状態で保管してください

3−3)長期間の保管(1〜3週間)
走行後、満充電した状態で保管してください。数週間使用していないバッテリーは始めの数回パフォーマンスが低下することがあります。数度の充放電を繰り返すことで元のパフォーマンスに戻ります

3−4)さらに長期間の保管(3週間〜)
走行後、満充電した状態で保管してください。そして30日毎に再充電をおこないます