2006年10月30日

Team CRC Japan2006レポート(40)

Team CRC2006メンバーのmatsさんからご自身9回目となるレポートをいただきました。昨日閉幕した全日本選手権のレポートを早速送ってくれました。ありがとうございます!


みなさんこんにちは!川場RCプラザで行われた2006年度1/12電動レーシングカー全日本選手権に参戦してきましたので、その模様をレポートしたいと思います。川場には大会前日の木曜日に入り練習をしました。事前練習はこの日を含め3回で、最初の2回はJ-specのプロトシャーシ、市販バージョンはこの木曜日がシェイクダウンとなりました。木曜日はほとんどの選手が来られるので、何パック走れるか不安でしたが、混雑防止のため時間予約制が取られていたので十分に走行する時間を取ることができました。サーキット側の配慮に感謝です。

さて、J-specのシェイクダウン兼練習ですが、マシンのセットは既に到着されていたCRCワークスのヤッキーさんに教えてもらって、コース慣れの方に専念する形でした。マシンの動きはまずまずでしたが、左右ステアリング特性の違いが出たり出なかったり、また直進性も今ひとつで、色々いじってみましたが原因が不明なまま大会に突入することとなってしまいました。

大会1日目は練習ヒート1回と予選2回が行われる予定でしが、夜から明け方に降った雨でコースはウェット状態。路面が乾くのを待ちつつ、有志によるコース整備も行われ、昼前にはほぼ走行可能な状態になりましたので3時間遅れでレースが行われることになりました。それに先立ち、まず路面グリップを上げるためサーキットにシュガーウォーターが散布され、さらに1/8エンジンカーを走行させてそれを路面に馴染ませるという処置が取られました。これが後々波紋を呼ぶことになるのですが...。

予選の組み合わせは昨年度上位30位の選手が集められた組が3つと、それ以外の選手の組に分けられ、くじ引きでヒートのスタート順が決められました。私はたまたまその組のゼッケン1でしたので、くじを引いたところ、それがアタリ(いやハズレ!)で何と私の組が出走順の1番となってしまいました(同じ組の方、申し訳ありません...)。ということで、全日本の最初のヒートの1番スタートは私が務めることに。あまり遅い組だと夕日の逆光で車が見えにくかったり、苦手なナイターになったりするのでそういう意味では良かったと思うように気持ちを切り替えました。

練習ヒート、路面のグリップは前述の処理により全く問題なく、マシンの動きは前日の練習と同様まずまず。アンダー気味でしたが8分を安定して完走できましたので、自信を持って予選第一ヒートに挑みました。モーターは電池の持ちに余裕があり、勾配のきつい川場のコースに合うと思われる9ターンを選択。予選はこのままで通しました。そして予選第一ヒート、スタートして間もなく左コーナーで強烈な片巻きが発生していることに気づき、満足な周回ができぬまま8分終了。周回は24周に終わり落胆。この第一ヒートですが、大会中ベストのグリップレベルになっていたらしく、予選最終成績でも1ヒート目がベストタイムの方がかなり多くいました。その意味でも非常に残念な結果でした。

次組のマーシャルを終えてピットに戻り、片巻きの原因を探ります。走行前に合わせた筈の左右のロールがなぜか全く違っています。でも根本原因が判りません。CRCのテントに行き友人にツイークを合わせてもらったのですが、まだフロントタイヤの荷重が左右ずれているようでした。調べてみると左右のフロントアクスルの高さが何と1mmほども違っていました。昨日の練習でFサスアームを折ってしまい、片側のみ交換したのですが、その後時間に追われて十分にチェックしていませんでした(反省)。サスアームを削っている時間が無いので、片側にシムを追加して高さを合わせ、第二ヒートに挑みました。

迎えた第二ヒート、左右の特性違いは直りましたが、路面グリップが強烈に上がっていて、1ヒート目とは減速ポイントが大幅にずれており、特性に慣れるまでの数周はイン側の縁石に軒並みヒットさせてしまうくらいでした。そのせいか、特性に慣れた頃にリアタイヤが一部欠けてしまって、またも片巻き状態になり24周止まり。ところが、このヒートの終了間際に雨が降り出し、この第二ヒートは全てキャンセルとなってしまいました。

この日は宿に着いてから片巻きの根本原因を探るため、マシンを徹底的にチェックすることにしました。その模様は次回のレポートでお届けします。

今回のピット風景

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