2008年10月20日

Team CRC Japan2008レポート(33)

2008年のサポートドライバー 愛知県 ヤッキー さんから6回目のレポートが届きました。


写真をクリックすると大きな画像が表示されます

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皆さんこんにちは、サポート優遇のヤッキーです。


今回は10/11日に行なわれたシルバーストーンナイトレースの模様をレポートします。
(チームメンバーのとくぞ~さんが不参加だったため私が代わりにレポートします)

先に行なわれた全日本選手権会場で、チームメンバーのハヤトくんやハヤトくんの友人である国友くん(いずれもCRCユーザー)が10月のシルバーストーンナイトレースに遠征すると約束をしていたのでクレストシリーズ戦の優勝経験二人が初コースをどんな走りをするか興味もあり、とても楽しみでした。

他にハヤトくんのパパ(メカニック?雑用係り?)、松島さん(CRCユーザー)と4人でのクレスト組みとRC House CHAMPさんからメカニックとして店長さん、ドライバーの渡辺さん、塚本さんも参戦していただきいつもの定期レースとは少し違う顔ぶれで、会場の雰囲気もいつもとは違う感じでした。


この日は前日からの雨が朝方まで残っており、湿度も高く路面コンディションは上がるだろうとの予測でしたが、雨が上がり次第に風が強くなり思いのほか路面が上がらず、このサーキットとしてはそこそこ食う路面でした。メガグリップ路面を期待していた私からすると期待外れでしたが遠征された方々は、これ位の路面ならなんなく対応出来たと思います。

チームメンバーのハヤトくんからその模様はレポートされるはずですので以下、私個人のレポートとします。


今回のコースレイアウトは9/28日から変更になり、私はこの28日10/4日、10/8日と3回の練習を行ない万全の体制で挑むことができました。


クルマの仕様は先に発売になったオフセット・オープンXポッド仕様にするためJSPECではなく、久々にノーマルシャーシでの参戦を決めそれに伴ないノーマルシャーシも新品にしました。
今回購入したメインシャーシは板材が変更されており、以前の物より板厚は0.2mm厚くなりましたが、板材が軟らかくなったようで少しソフトになりました。あと、近々CRC社から発売になるダイヤフラムタイプのセンターショックのテストを兼ね、サイクロン12用のセンターショックを使ってみました。


ではレースレポートに移ります。

レース前の練習走行では、事前練習の成果もあり何ら問題なく走り弱アンダーでしたが、レース路面になれば好みの曲りになると思いクルマのセットは殆ど変えませんでした。
しかしESCのヘタリなのか、練習用バッテリーだと6分しか持ちません。今までは練習用バッテリーでも楽に8分持ったのにこれではマズイとアンプ・モーターなどあれこれ変えてやっても7分半のランタイムしかならず焦りましたがレース用バッテリーなら何とかなるだろうと・・・。

参加人数20名で予選は4組に分けて行なわれる事になり過去の成績から私は最終組での予選となりカワダワークスの福岡選手CRCユーザーの山崎選手、サイクロンユーザーの稲本選手と私の4人です。


【予選1ラウンド】

福岡選手・山崎選手・私・稲本選手の順でスタートです。クルマは問題なく走りトップ山崎選手、2番手福岡選手私の順で周回を重ねて後半福岡選手が珍しくクラッシュで後退。山崎選手もタレて、なんと私がトップゴールでした。しかし7分30秒辺りからタレぎみでラストラップはスロー走行でのゴールでした。レース用バッテリーでも持ちません(汗)


【予選2ラウンド】

セット変更箇所はタイヤを前後0.3mm大きくし、Fタイヤのグリップ剤反応時間を10分→15分、モーターの進角を1mm遅らしました。このラウンドはトップスタートです。スタートしてみると、路面が上がったのか少しザクリぎみでコーナーを思い切り攻められません。あっさり山崎選手、福岡選手にかわされ3番手で走行を続けそのままゴール。ラスト2周でタレました。この時点で暫定順位3位です。


【予選3ラウンド】

タイヤはそのまま使いFタイヤのグリップ剤反応時間を10分としモーターの進角を予選1ラウンド目と同じにしてピンオンを1枚落としました。スタートからゴールまで安定した曲りで、途中福岡選手を抜き2位ゴール、バッテリーも持ちました。このラウンドがベストタイムとなりましたが、山崎選手、福岡選手には
及ばず予選3位となりました。予選トップはJSPECシャーシにノーマルリヤセクションをドッキングさせた
超ロングホイルべ-ス仕様の山崎選手でした。


【決勝】

タイヤを前後共、左右入れ替えた他は3ラウンド目と同じセットです。得意のロケットスタートが決まり2番手のままスタート後の1コーナーに進入したら、クルマが横向きました・・・これにはかなり焦りましたが順位を落としながらもなんとか立て直し、走行しましたが右アンダー、左強オーバーと俗に言う片巻きで、コースに留まるだけで必死の状態でした。しかし、諦めずに走行し随所で熱いバトル?をしつつ4位ゴール。優勝は最後には流石の走りの福岡選手でした。


クルマ・日付・コース (CRC Gen-x 08年10月11日シルバーストーン)

○全体 

ボディ=CRCパーマスピード8
シャーシ=Gen-x ノーマル

グリップ剤=マイティグリッパー・反応時間フロント10分 塗り幅10mm
                          リヤ20分 全塗り
前後タイヤ=フロント・PMパープル41.5mm リヤ・PMマゼンダ41.5mm 
前後ホイール=フロント・TRC リヤ・TRC
ギア比指数=スパー・PRS92T ピニオン・PRS23T 指数・32.58
車高=およそ 前・1.8 後ろ・1.8
バッテリーポジション=前


○フロント

スプリング=TRINITY 0.55
キャンバー=約右0.5°左0.5°
キャスター=前に1枚シム、後ろ2枚シム
トー=僅かにアウト
キャスターブロック=10°
ビック・アッパーボールスタッド・ロング
ピポットボール=ノーマル
ライドハイドスペーサー =樹脂製ライドハイドスペーサー 5mm+
               Fibre Lyteハイトスペーサ 1.0mm
リバウンド=0 (全備1G時に0になるようピングピン締め込み量で調整)
タワーバー=グラファイト・ブレース
トレット=167mm
サーボマウント方式=平積み
        
○リア

サイドスプリング=Wind Tunnelオレンジ リヤボトムプレートに触れから1/4回転締め込み
フリクショングリス=京商 #7000 
            (内側ボールエンドにアソシバギー用Oリンク)
ライドハイトアジャスター=IRS 1.5
センターショック=サイクロン12用
ショックオイル・スプリング=京商 #2000・ CRC ゴールド
リバウンド=ダンパー長で約0.5mm
リアトレッド=169mm
サイドリンク=ノーマル

デルリン製ワンピース・ボールシート 使用

○メカ類

モーター=ORION Vortex 2007 4.5
バッテリー=SMC ENERG-4600
ESC=NOSRAM Matrix Evolution ISTC (2、4、0、0)
別電=無し
サーボ=3401
レシーバー=R604FS

上記は予選3ラウンド目のセットです。

●今回ホイルはHR-38ではなくTRC社の小径ホイルにしました。
 これは、全日本用に貼った物が大量に余ったため在庫処分的に使いましたが
 大径ホイルに比べ、クルマの向きが変わるスピードが速く
 シルバーストーンのような小さなコーナーが多いコースでは
 有効かもしれません。大径ホイルはリヤが踏ん張り少し遅れて
 クルマの向きが変わる感じです。屋外の広いサーキットなら
 大径ホイルが良いでしょう。


●サーボはスラント搭載ではなく、平置きにしました。
 これはノーマルシャーシでのメカスペース確保と見た目重視?で
 このような変更をしたところ、若干後曲りにはなりましたが
 フィ-リングは悪くなくこのままいくことにしました。


オフセット・オープンXポッドにしたことにより
 左右バランスが均等化され、スロットルON/OFFでの
 癖が少なくなったような気がします。
 このオフセット・オープンXポッドは左右のモーターマウント間が
 広がっておりモーター脱着も容易になりセンサーコードと
 モーターマウントも干渉しなくなりますからお勧めです。
 ただ若干剛性が落ちているようで、シルバーストーンのような
 ハイグリップコースだと剛性不足で特に左高速コーナーで
 不安定な挙動になることがあります。

 その対策として[CRC1774] リアXブレースを二枚重ねにします。
 これで、リヤセクションは剛性アップし不具合は解消されます。
 GENX-10ユーザーの方も試してみて下さい。
 尚、屋外サーキットなどグリップの良くないコースでは
 必要ないと思います。


私からのセットアドバイスなどはこんな感じです。
参加された皆さんお疲れさまでした。

また、協賛品を提供してくださった矢野さんにも感謝してます景品抽選会はかなり盛り上がりました。
ありがとうございます。。


以上で今回のレポート終わりです。
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