2009年05月08日

Team CRC Japan2009レポート(12)

2009年のワークスドライバー 愛知県ヤッキー さんから2回目のレポートが届きました

今回はヤッキーさんを始めTeam CRC Japanメンバーからのフィードバックが反映された新パーツのレポートです。

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皆様こんにちは、Team CRC Japanメンバーのヤッキーです。

今回は先に発売になったニューパーツのレポートです。CRC社はこちらの要望など取り入れてくれ、今回は9点ものパーツが発売になりました。今回はそのうちGen-X12用パーツについてレポートします。


【フロントセクション】

[CRC3348] モールド・フロントアッパーアーム


 これはキット標準の[CRC3244] ビック・アッパーボールスタッドをそのまま使い
 標準長のアッパー、ロング長のアッパーとパーツを換えずにセット変更が可能となるパーツです
 今まではロングアッパーアーム仕様にするには64チタン製ビック・アッパーボールスタッド・ロング
が必要でしたが、少し耐久性が劣ってました。
今回発売されたこのパーツに交換することにより耐久性もアップし財布にも優しくなりました。
 装着するにあたり注意点は、ヒンジピンの通る穴が渋い場合があるので
 2mmのストレートリーマか2.05mmのドリルで揉んでからヒンジピンがスムーズに
通るようにして下さい。あと走行させると前後方向にガタが出ますので
 キャスターシムで調整してガタ取りして下さい。


[CRC32462] プロ・ストラット用フロントピポッドボール(ブロンズ)

 このボールは標準の[CRC3246] プロ・ストラット用フロントピポッドボールより
 外径が少し大きくなっておりロアアームのガタ調整用ビスを締め込まなくても
 ガタが出ないようになります。キングピンの穴もガタが出ないように少し小さく
 なっていますが、ごく稀にキングピン径が大きい物があり入らない場合があります。
 もしそのような不都合があったら手持ちの他のキングピンと換えてみて下さい。
 
この2点のパーツを組み込む事により、キャンバー方向のガタが減ります。


あとCRC社から発売されたパーツではないですがkimihiko-yano.netオリジナルパーツ
として[ky154] CRCプロストラット用強化フロントアクスルが発売になってます。

picture

この強化フロントアクスルは発売前に私達チームメンバーがテストを行い
耐久性抜群でした。ノーマルより価格が高いですが耐久性はノーマルの
比ではありません、セットの持続性アップにもお勧めのパーツです。

これらの新パーツを装着したヤッキーさんのマシン

【リヤセクション】

[CRC3374] モールド・センターピポッド・シート

 

 今回発売されたパーツの中でこれが私的には目玉のパーツです。
 これは、固定用のナットを少し緩めることによりボールシート全体が前後に可動す
 るためリンクの動きがスムーズになりクラッシュでリヤを当てても動きが
渋くなりません。
 センターピポッドのガタも簡単に調整可能ですから、これはGen-Xユーザーの方
 は必ず装着して欲しいパーツです。
 装着の注意点ですが、[CRC40194] Tバー用ピポッドボール (テフロンコート)
 は少し外径が大きいようでそのまま組むと動きが渋いです。
 対策としてはボールシートの穴をボディリーマなどで少しザクってやると良いです。
 この状態で数パック走行させるとボールシートが馴染みガタが出ますので
 必ず調整して下さい。
 それと、モールド・センターピポッドをシャーシに固定するさい、シャーシ固定用
 のナット(シャーシにビスを固定する薄いナット)をモールド・センターピポッド
が左右に動かないような位置に調整・固定してから、モールド・センターピポッド
を装着し、上から固定用のナットを一度一杯に締め、それから1/8回転ほど緩めて
上下のガタがなく前後には動くよう調整して下さい(これが重要!!


[CRC3280] モールド・ロング・サイドリンク(クランプ式)

 このパーツはGen-X10用のパーツなのですが、JSPECには無加工で
 取り付けられます。ノーマルシャーシには追加穴加工が必要なので
 穴開けに自信のない方は、kimihiko-yano.netで加工してもらえます。
(きみひこ注:将来的にはGen-X12にも装着できるようシャーシに穴が開けられる予定です。
         お手元のシャーシも送料ご負担で無償加工します)

 [CRC13616] ローハイトHEXボール(テフロンコート)と併用して使うことにより
 スムーズな作動が得られます。
 ノーマルリンクと比べ耐久性もアップし、クランプ式のためガタ調整も出来ます。
 組み込むさいの注意点は新品の状態だと動きが渋いので
 ボールに組み込む前に、クランプの割れ目を少し広げた状態でドライヤー
 などで温めるか、ボールにはめた状態で下側に強く押し込むと
 スムーズに動くようになります。数パック走行させると馴染むため
 クランプビスをねじ込みガタのないように調整して下さい。
 あと、稀にサイドスプリングが引っ掛かるトラブルとバッテリーを前搭載した
 場合にバッテリーとのクリアランスがギリギリになるため
 写真のような加工をお勧めします。

右が加工前、左が加工済みのもの


[CRC3387] モールド・スプリングホルダー


 
 地味なパーツですが、サイドスプリングが常にボトムプレートと
垂直に当たるようになります。
 他にも軽量化と[CRC1287] メタルスプリング・ホルダーのように
 瞬間接着剤でイモネジを固定する煩わしさもなくなりお勧めです。

これらの新パーツを装着したヤッキーさんのマシン

以上紹介したパーツを組み込む事により、耐久性アップ・セットの再現性や
持続性もアップしますし、リヤセクションがガタがなくスムーズに動くようになり
リヤグリップも安定しつつ曲がるクルマになります。

以上で今回のレポートは終わりです。


*今月の谷田部練習は5/24を予定してます。 
 12ユーザーの方々ご都合よろしければお集まり下さい。


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