2011年05月20日

Team CRC Japan2011レポート(10)

Team CRC Japanドライバー ヤッキーさんから今年2回目のレポートが届きました。愛知県シルバーストーンでおこなわれたナイトレースの模様です

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皆さんこん○○は、Team CRC Japanメンバーのヤッキーです。

愛知県岡崎市のシルバーストーンサーキットでのナイトレース第5戦(5/14)の参戦レポートを今回はお送りします。ここシルバーストーンでは来月に全日本選手権中京地区予選も行われます

今回は群馬からチームメンバーのトシキくんも参戦して とくぞ~さんとCRC JAPANメンバー3人での参加となりました。

トシキくんは、5/1に毎年恒例のオールナイトでクルマのセット出しをおこない良い感触を掴んだようで期待が持てます。

私はオールナイトには行けませんでしたが、5/7に好調のとくぞ~さんのセットを参考に、今まで使っていた小径ホイル(PMV2)から大径ホイル(HR-38)へスイッチしてセット出しをしました。この日は路面コンディションも良くハイグリップ路面でのハイサイド対策などのテストにはもってこいの日でしたが、クルマのセットが決まっていたため路面変化してもクルマの動きは殆ど変わらず、全てのパックが満足のいく走りができレースに向け良い感触でした。

具体的に小径ホイル(PMV2)と大径ホイル(HR-38)のセット変更は

○フロントのリバウンドをつけた
○サイドスプリングを浮かした
○センターショックスプリングをソフトにした

以上の3点です。

では、レースレポートに移ります。

今回はお馴染みの元副店長さんがメカニックに来てくれ大変心強いです。この日は前日から風が強く、黄砂や花粉の影響で路面コンディションは今年最低でした。皆さん曲がらないクルマと格闘?しつつセット出しをしてたようですが私はタイヤ径とグリップ剤塗り幅(フロント)と反応時間、それとタイヤの使い方だけ変更しただけで路面が上がるのを待つことにしました。

しかし一向に路面が上がる気配がなく、少しセット変更することにしました。

今回使用するタイヤは決めてたので、それは変更せずダンパー長を少し伸ばしリヤタイヤは中古(2回目)を使い反応時間を長くし少しタイヤ表面を軟らかくして対応することにしました。

事前練習からの変更点は

Fタイヤ:新品41.7mm→新品42.2mm 塗り幅8mm→13mm 反応時間5分→10分 
Rタイヤ:新品42.3mm→中古42.5mm 反応時間20分→40分 
ダンパー長を0.5mm伸ばした          

以上の変更点でレースに挑む事にしました。


モーターはお気に入りのD3でいつもより指数を下げ遅くしてオーバーランしないように弱気?セットです。

参加人数28名でオープンクラスは21名、スポーツクラス7名。予選は最終組となり、トシキくん、とくぞ~さんと同じ組です。もちろん激速チームヨコモの村井さんもいますし、絶好調宮川さんもいます。

【予選1ラウンド】
スタート前に新品Fタイヤを馴染ませるため1周試走したところ、やはり路面は上がっておらず曲がりませんでした。舵角を5%増やしスタートコールを待ちます。

いよいよ予選開始です!

スタートしてみるとやはり曲がりません(汗) しかし、曲がり方は私の好みでしたので、とにかく握り過ぎないように”そ~”と走りました。トシキくんが好調で良いペースで走っているようです。

激速村井さん、絶好調宮川さんと激しいトップ争いし僅差ですが見事CRCトシキくんトップゴール!!私は大きなミスもなく淡々と走り4位ゴール(総合4位) トシキくんと一周差でした。これは何とかしなければ!


【予選2ラウンド】
もう少し曲がるセットにしようと色々と考えてたところ、レース観戦に来ていたCRCユーザーの稲○さんからのアドバイスで、ダンパー長を少し短くしてリバンドを減らし(0.2mm減らした)リヤトレッドを左右で0.5mm拡げることにしました。あとFタイヤのグリップ剤塗り幅を1mm増やし14mmとしました。さらに後半のリヤグリップダウンが気になったのでRタイヤ径を0.2mm大きくし42.7mmとしました。

スタートしてみると、少し曲がるようになりましたが、まだアンダーです。しかし外周コーナーでの安定感が増しコントロールしやすくなりました。ラップペースはギリギリ50周、しかしオワンに乗ってしまい横転約3秒ロス(汗) その後はミスもなく走りきり、記録更新はしましたが50周には届かず。



【予選3ラウンド】
セット変更はによるリヤグリップダウンはなかったので、タイヤ径を1ラウンド目と同じ42.5mm、もっと曲がりが欲しかったので禁断?のキャンバーをいじり0°→0.2° これによる初期のザクリを抑えるためセンターショック前側を約2.5mm上げました。他は2ラウンド目と同じです。

スタート前の試走で左コーナーがザクリぎみ(片巻き)でしたがコントロール出来る範囲だったので、集中力を更に高めて挑みました。

スタートしてみると、やはり左コーナーが浮き気味です、それでもステアリングを丁重に切れば問題なく走れ、曲がりもラップペースも良く、トップ快走中の村井さんから0.2~0.4秒遅れで2番手を走ってました。このままゴールすれば50周中盤だと思った矢先、外周の縁石に載った角度が悪かったのか、スローモーションのようにハイサイドしてしまい

マーシャルさんが入りいくい個所だった為、6秒もロスしてしまいました。その後はミスもなく走りましたが、このミスが大きく響き記録更新ならず終了です。



予選最終結果


CRCトシキくんは1ラウンド目のタイムで予選2位と大健闘!私は4位、とくぞ~さんはレースカーではなくプロトパーツの実戦テストとしてセカンドカーでの参戦でセットアップが完全ではなかったですがセットが少しずつ決まり決勝はやってくれそうです。これでAメイン7名中CRCが3台となりました


【決勝】
予選でリヤタイヤを使いきってしまい、予選で使ったタイヤをチョイスして使うことにしました。Rタイヤ径42.3とFタイヤ径42.2です。

ピンオンを1枚上げ33.36→34.71
リヤの車高を1.8mm→2.0mm
キャンバーを右のみ2°→1°
路面が少し上がるだろうと予測してグリップ剤塗り幅を14mm→10mm、反応時間10分→8分としました。


いよいよスタートです!!
スタートして直後は3番手まで上がりましたが、Fタイヤの馴染ませが足りなく全く曲がりません(汗)
しかし次第に馴染み3ラウンド目ほどの曲がりはなかったですがなんとかトップ集団について行けるペースでした。前半はトップ村井さんに迫る勢いで走っていたCRCトシキくんですが痛恨のミスで後退、私はなんとか2位で周回重ねてましたが後半徐々にアンダーが酷くなり、3位走行中のとくぞ~さんにかわされ前回と同じく3位ゴールでした。

トップ村井さんと同周のままゴール出来たのは今迄なかったので今回はこれでよしとします。



下記は決勝でのセットです。


○全体 
ボディ=プロトフォーム AMR12
シャーシ=CRCジェネレーションXL 
フロントタイヤ=試作パープル 42.2mm 
リヤタイヤ=試作ライラック 42.3mm
グリップ剤=マイティーグリッパーV2 フロント10mm リヤ全塗り 
反応時間=フロント 10分  リヤ 40分以上
前後ホイール=フロント・ HR-38 リヤ・HR-38
ギア比指数=スパー・ TEAM CRCモールド・スパーギア(88T)
ピニオン・PRS 23T 指数・34.71
車高=およそ 前・1.8mm バッテリーサイド・2.1mm  後ろ・2.0mm
バッテリーポジション=後ろ


○フロント
スプリング=[CRC3390] プロストラット用フロントスプリング 0.5mm
キャンバー=約右0.1°左0.2°
キャスター=約4°
トー=0.5mmアウト
キャスターブロック=樹脂10°
ピポットボール=[CRC32462] プロ・ストラット用フロントピポッドボール(ブロンズ)
ライドハイドスペーサー =樹脂製ライドハイドスペーサー 4mm+アルミスペーサー1.5mm
0.5mm

リバウンド=約0.3mm *ステアリングブロック下に0.5mmシム追加
タワーバー=[CRC3277] プロストラット用グラファイト・ブレース
アッパーアーム=ロング
トレッド=167mm
サーボマウント=平置き
サーボセイバー=キンブローミドル(内穴・ピロ後ろ取り)


○リア
サイドスプリング=アソシ グリーン *リヤボトムプレートに触れるから1/2回転緩める(浮かす)
フリクショングリス=京商  #10000 
センターショック=純正ENCOREショック
ショックオイル・スプリング=アソシ #30・[CRC32992] VCS/Encoreショック用スプリング(ホワイト)
リバウンド=ダンパー長で約0.5mm
ライドハイドスペーサー=CRC 1.5
リアトレッド=171mm
デフグリス=Corally 80010 デフルーブ ホワイト デフボール用


[TCJ-001] XJリアポッド用モータープレート(ノーマルWB)
  [TCJ-003] XJリアポッド用カーボンアッパープレート


○メカ類
バッテリー= [CRC3702] 3.7V 6300mAh 50CハイパフォーマンスLi-Poバッテリー
モーター=TRINITY/EPIC D3 3.5T(13mmローター、進角+1コマ)
ESC=ブラックダイアモンドLV(スロットルプロファイル2)
センサーコード=[ky190] ゼロフリクション・センサーケーブル(160mm)
別電=[laje-20249] DCブースター
サーボ=サンワSRG-HR
レシーバー=RX-451

以上のセットで*印がポイントです。

あと画像を見てもいらえば解ると思いますが、サーボは平置きです。このサーキットに関してはスラントより平置きが良いです。

以上でレースレポートは終わりますが

今回これから夏に向けESCのクーリング対策をしてみました。


昨年はオーバーヒートなどなかったですが、日々進化しているバッテリー性能アップに合わせモーターも昨年より過激になってます、それに伴ないESCにかかる負担が大きくなってますので、テスト的にやってみました。ファンを付ける方法もありますが、スペースの問題と重量増加が気になりこの方にしました。

まだ形状など試行錯誤中なので参考程度にして頂きたいですが効果はありますし、ボディの切れ端などで簡単に作れますので皆さんもやってみたらどうでしょうか?

あと、宣伝になりますが、先に発売になったTEAM CRCモールド・スパーギアもお勧めです!
既に使っている方は分かると思いますが、デフが非常に滑らかになります。精度も抜群で価格も安いですから一度使って見て下さい期待は裏切りません。PRSピニオンとの相性も良いです!
注意点としてはデフボールが1/8インチ(3.175mm)→3/32インチ(2.381mm)と約0.8mm小さくなる関係上、右トレッドが狭くなりますのでシムで調整する必要があります。これを怠ると片巻きの原因にもなりますので必ず調整して下さい。


以上で今回のレポートは終わりです。

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